エルピス会便り 第31号

 先日、ゆっくりと紅葉をたのしむ事が できました。

世間の 喧騒を 離れて、ゆったりと 自然の美しさの中に 身を置きながら、

今年も あと1ヶ月足らずとなった 2010年を想っていました。

 

 9月16日から10月26日までの40日間 今年もボリビアから 野原昭子さんは帰ってきました。 そして、風のように あちこちを巡り、再び、ボリビアへと帰っていきました。 今回は、沖縄を中心に 福岡 長崎 東京 名古屋 岐阜 埼玉 そして兵庫と 回ったようです。

 いつものように 多くの方々に出会い 励ましを 受けたことでしょう。

 わたくしたちも、ゆっくり ボリビアの 話を聞く暇もなかったのですが、ボリビアへ出立する前に、成田から 手紙が届きました。

一部を紹介させて 戴きます。

 

 

 ----それでは皆さん、私が日本に着いたときにはまだ 汗がにじむほど暑かったのですが(9月16日) 今日10月25日、東京は 本当に寒く 厚い上着を着込んで 空港にいます。 40日が、あっという間に 過ぎてしまいました。

 まだ、会って お礼をしたい方々を 訪問するすることも出来ずボリビアに帰って行く私です。失礼をお許し下しますように…

こうやって居ても 一日も 子供たちの事が 頭から離れません。(しかしまた)日本で 十分エネルギーを蓄えましたので、また、ファイトで 頑張りますよ。

 どうぞ、心配せずに見守って下さいね!

 

 今回の旅も いろいろな人に出会い 素晴らしい 体験が出来ました。

 いつもの事ですが、神様のなさる事だとしか 思えないような 不思議な 素晴らしい体験も させて頂きました。

 多くの 出逢う人々を通して、“昭子 頑張れ 私たちがついてるよ、しっかり 子供たちの事を 頼むね”と言う励ましに 押されて 懐かしいボリビアへ 帰って行きます。

 本当に 皆さま方に ありがとうございますの 言葉しか言えない私です。

 あとは、皆さま方 見ていて下さい、 子供たちの エネルギーと合わせて 神様が共に居て下さいますから…

 

 

 今回、名古屋の看護師のしょうこさん(野原さんと同じ名の)が、ボランティアとして、一緒にボリビアに行って下さいました。(一先ず3か月の予定)

 彼女は早速 メールで 現地の様子を送ってくれました。

 

 また、野原昭子さんが ボリビアに帰るに当たって、神戸の科学技術高等学校の生徒さん達が作ってくれた 車椅子3台や他、多くの荷物を持って帰りました。

が、それは普通には とても許される量ではありませんでした。 過剰分の運賃と沢山の税金を掛けられるだろうと 心配していましたが、全くの無償で、全くもって 税金を取られることもなく、すべてカペデス(聖マルティンの家)の子ども達のもとに 届いたという連絡を受けました。驚きです!!

 きっと、多くの人の善意が 航空会社の方や、税関の方の心を動かしたのでしょう…

 バンザァーイ!!でした。

 

 師走、年末年始と12月も 慌ただしく過ぎ去って行く事でしょう。

 皆様には お身体大切に、心豊かなクリスマス、新年をお迎えください。

 そして来年も、どうぞよろしくお願い致します。感謝をこめて…。

 

                2010年11月26日

 

                 特定非営利活動法人 エルピス会

                    代表  俵 靖子