2015年3月 の 現地報告! です

~ 訃報 アルフレッド ~

4月10日(金)の深夜1:30に病院にて亡くなりました。

その日のお通夜にはアルフレッドがCAPEDISに来る前にいた施設で、

一緒に過ごした兄弟のような仲間たちが沢山お祈りに訪れてくれました。

兄弟たちに囲まれてアルフレッドも天国で喜んでいたことでしょう。

翌日の葬儀も彼にふさわしい落ち着いた穏やかな雰囲気ですべての事が運び、

彼が安らかであることを証ししているようでした。

彼の笑顔の写真を送ります。


~ マルシアル ~

彼がCAPEDISに来て2ヵ月近く経ちます。

ここでの生活にはすっかり慣れて、ホセの手伝いで自分のお部屋を掃除したり、食事の前の飲み物の準備や、

ロサリアのお肉を食べやすいように小さく切るのを手伝ったりする様子が見られるようになりました。

リハビリもがんばっていますよ。

褥瘡が治ってないのでいつもベッドの上で過ごすのですが、今から腕の筋力をつけて、

坂道やちょっとした段差も自分で操作できるように準備中。


~ 新メンバー(女の子:ヨランダ 青年:リカルド)~

3月報告ですが、4月の頭に新メンバーが加わりました。

女の子11歳のヨランダと青年22歳のリカルド。

ヨランダは8年間過ごした養護施設からやってきました。

痩せっぽっちです。気分で食事を全くとらなかったりするからです。

それは歪んだ愛情獲得の表現です。

軽度の知的障害で施設慣れしているので相手の反応をみて態度を変えます。

彼女へははっきりした態度を示しつつ他の子達同様に愛情ある態度で大切にしたいです。

ま、他の子どもたちが放っておかないからそのうちにわかってくることでしょう。

リカルドはローナルの前施設からのともだち。

アルゼンチンで働いていたのですが、腎臓が生まれつき悪く、あちらで悪化して生活を続けられなくなり、

家族もいないし、元の施設は閉鎖していて頼る先がなく、

ローナルがどうにか助けられないだろうかと昭子さんに相談し、受け入れに至りました。

コチャに着いたはいいけれど、腎臓の状態はかなり悪く、即入院。

1ヵ月経ってやっとCAPEDISにやってきました。

腎臓移植をしない限りは治ることもないので、彼にとっては毎日自分の体とうまくつきあっていくしかありません。

若いだけに習慣づくまではきっと闘いでしょうが、

彼がしっかりと自分の生をみつめて前に進めるようにサポートできたらよいなぁと思います。


~ 新しい環境で(ホスエ、ロサリア、ロサリオ) ~

本当はもっとはやくご報告してもよかったですが、夏休みが終わって、学校が始まるのは2月。

ホスエは同じ学校ですが、他のお友達は教室が3階へ移動し、違うクラスになりました。

だから、新たにともだちづくりがはじまったわけです。

しかも付き添いの心理士も変わって、彼にとっては自分の意思を伝える方法をはじめから教えることになる。

でも月水金と張り切ってでかけていくので、楽しいのでしょう。身長も伸びていますよ。

それから、ロサリオとロサリアはホセとシエロに変わって養護学校・リハビリ施設「ATENDI」に通うようになりました。

いつも家にこもりっきりじゃなくて、

この定期的に学校に通う、というのが両方に彼女たちの居場所ができて、リフレッシュされていいみたいです。

2人ともでかけるのは前から好きでしたが、学校のある火木で、車に乗り込むと笑顔いっぱいですからね。


~ 農場のあかちゃんたち ~

3月は豚もウサギも出産ブームでした。

ウサギは2組、一時に。

ウサギのあかちゃんをはじめてみて、こどもたちも近くまで行ってみてましたが、

それがいけなかったのか触ってはいないのですが、翌週には1組のウサギの赤ちゃんたちはいなくなっていました。

どうも匂いがつくかなんかで、母親が殺してしまうようです。

かわいそうなことをしました。

でも1組はすくすくと育って今はすっかり青年くらいにはなっていますね。

「かわいい」といいながら同時に「おいしそう」と話す私の神経って…