2014年02月 の 現地報告!です

【Rosario】

前からですが、他の子の対応に追われてなかなかできなかったこと、

「ズボンをおしっこで濡らしたら、自分で洗う!」

彼女はおむつの生活が長かったため、

おしっこの感覚はあるけれど、排泄をトイレで行う意識が全くありません。

トイレットトレーニングはずっとしていて、

時間でトイレにつれていけば濡らすことはないのですが、

「自分で知らせる」ことを練習しています。

だから、濡らしたら洗う、はとっても大切な工程のひとつと私は考えます。

洗濯という自立訓練のひとつにもなっています。

 

【15歳になりました!】

cieroは自閉症の女の子ですが、今年2月に15歳の誕生日を迎えました!

ボリビアでは女の子が15歳を迎えるとき、

日本の成人式と同じで「大人の入り口」に立ったことを表します。

だから家族は盛大にお祝いする特別な年。

この日、ドレスを着て、お化粧をして、髪をセットして、マニキュアをして、

おしゃれ好きな彼女は大はしゃぎでした。

そして食事も彼女の大好きであろうものを揃え、

朝はパンとチーズ

(冷蔵庫から黙って500gのチーズを取り出し、すべて盗み食いするほどに好き)

とヨーグルト(これも同様。他の人のものをとって飲むほど好き)、

昼食はピケ(彼女が好きなお肉がわんさか)、おやつ兼夕食はピザ(ソーセージとチーズ)。

プレゼントは新しい洋服とおもちゃのお化粧セット。

狂ったように喜び踊って周囲の人間も誘われて幸せ気分でした。

お化粧セットは彼女がひとりで見よう見まねでつけるため、

恐ろしくもお化けのような顔に変身していましたが・・・・

写真は当日の様子とお化粧セットを彼女の宝物置き場に置いてある様子です。

 

【パチャママ】

2月といえばカーニバル。

カーニバルのころにボリビア・インカの文化「パチャママ」を祀ります。

意味は大地の母。

市場で石膏で形作った家や車、食物、家畜などなどのセットとお酒を買って、煙をたいて・・・

日本で仏教とキリスト教が混ざったように、

こちらではインカの文化とキリスト教が混ざり合って、個人的には興味深いものでした。

大地を母となぞらえるのは日本も同じ。

すべての生物をはぐくむからでしょうね。