2013年9月 の 現地報告!です

※ 画像は最後にまとめてアップしております ※

※ 縦向きの写真が横向きのままアップロードされています ※

※ お見苦しいと思いますが、調整不能で申し訳ございません ※

ミリアンが帰ってきました!!

5月に実家であるチャパレー州に帰ったミリアンちゃんが母親と弟と一緒に戻ってきました!

3カ月ほど離れた間に栄養不足で痩せて、笑わなくなり、身体機能も後退していました・・・

そうなることは想像できたことですが、

母親がミリアンを育てる意識を培うためには実家へ戻すことがひとつの手立てでした。

ミリアン本人だけでなく、家族まるごと支援の必要があるのです。

経済的な助けも実際必要ですが、それよりも先に母親が母親としていられない何かを見つめ、

母親としての意識や行動を育てて行くことが、

すでに私たちの家族となったミリアンが、

愛される場所で生きていくことにつながるのだと思います。

それは簡単なことじゃない、でもできないことでもない。

3カ月の間に痩せたミリアンだけれど、

弟ヘスース(スペイン語でイエス)はすっかりミリアンを家族と認め、

話しかけていました。

大きな変化、ですよね?

大きい子は訓練、小さい子は体験 農場にて

冬を抜けて、暖かくなったので、

9月からは小さい子たちもグループ分けして農場に行っています。

大きい子たちはいつものように野菜の収穫や土作業、灌水など訓練が続いていますが、

小さい子供たちは土に触れたり、動物に触れたりして体験学習のような形で楽しんでいます。

うさぎ・・こわごわ・・・・でも触るとあったか~い!

いい話

職員の娘さん、名前はアレハンドラ。

何かあるごとにcapedisを訪問しているうちにホスエとすっかり仲良しになりました。

そして9月の彼女の誕生日。

母親が誕生日プレゼント何が欲しいのかと尋ねたところ、

「何もいらない、ホスエと一緒に祝ってほしい」

と答えたそうです。

う~ん、ちょっとできすぎた話のように心がねじ曲がっている私は感じたものですが、

実際この日のアレハンドラとホスエの仲良しぶりを目の当たりにすると

「えらい、ええ子やなぁ・・」

と感心したのでした。

その清らかな心根が伝染したのでしょうか、アルフレドのこのすごい笑顔もみれて、

番犬(だと思いますが役目は果たしてない?)エスミチャのおねだり顔もみれました。

この娘さんにこの家族あり。

おばあちゃん、お父さん、弟みんなで訪問パーティーしてくれたのですが、

日本ではないやり方や表現の仕方で、とても良い親愛の表し方だと思いました。

 誕生者

今月はホセ・アレハンドロとロースメリー。

ホセは家族がみんなcapedisに来て、

3人の母(実の母、昭子さん、理学療法士)に囲まれて、とっても幸せそうですね。

ロースメリーは洗礼時の代母からのケーキを食べた後は担当(私です)と外におでかけして、

ぶらっと街を歩いて買い物をして夕食を食べて帰ってきました。

2人きりでゆっくり話す機会も少ないので、私にとってもいい時間でした。

若い子らしく、恋の話やおしゃれの話をして過ごすうちに、

いつもは担当として小言ばかり口にしてしまうのですが、

彼女のかわいらしさややさしさやひょうきんな面をいくつも見れて、

ちょっと普段の私の態度に反省。気をつけねば!

春分の日、友だちの日、愛の日・・・いっぱい!!!

921日は春分の日。 日本ならこれで終わり。

学校では何か行事があるかな?ここでは春分の日と関連して、

友だちの日、愛の日、学生の日と一気に記念日が並びます。

何故に?その理由を誰に聞いても正確な答えをくれそうにないので、

勝手に想像しますと春分の日といえば日本人、

頭脳がどちらかというと理系の私は日が長くなることぐらいしか考えませんが、

ここラテンでは春愛の芽生え的な発想があるのではないかと。

ま、どうでもいいか。

友だちの日で学生の日だから、CAPEDISでもこどもたちが友情を感じる行事をしました。

形は仮装大会ですが、ペアで何に仮装するのか、準備から本番の見せ場までを考えました。

そのあとは人形劇でCAPEDISのメンバーの仲間ぶりを披露してなかなかの反応でした。

いいニュース

昭子さんの古い友だちに筋ジストロフィーを長らく患っていた3人姉妹がいます。

過去形で表現したのは10年、20年と患っていて症状は悪くなるばかりであったのに、

昨年(か1昨年前)に奇跡的に回復し、病気が治ってしまいました。

いろいろと薬を試していて、そのひとつが効果を表したといえばそれまでですが、

そのことが起こるまえに、

母親は夢に12人の弟子とともにいるイエス・キリストを見たのでした。

正確には覚えていないのですが、

「あなたの荷を降ろしてあげよう」

と言われたと語っていたと思います。

3人とも状態がよくなっていくことを感じるにつけ、

理学療法による訓練に励み、目覚ましくことをなしていったのです。

写真のこの人はドリス。末っ子で一番症状が重かったそうです。

車椅子で流動食、一日中痛みに耐えるだけの日々を20年以上も続けていたのです。

それが、どうですか?立っている!笑っている!

病気が治るというのははじまりでしかない。

痛みはない、調子がいい、そんなところから筋力のないところに筋力をつけ、

曲がった骨格を整えるためにどれだけの痛みに耐え、

血のにじむような努力をしたことか。

私は彼女たちの痛みや努力を本当には想像できていないけれど、

その生きることへの喜びやエネルギーに圧倒されるし、

心を後ろから押されて「あなたも生きろ」と励まされる感じがします。

この写真は、

今ではCAPEDISの働き手となった彼女たちのお兄さんの卒業式にお呼ばれして、

お家に訪問したときのもの。

8月のおわりに

先月の終わりに障がい者の団体が集まってのフィエスタがありました。

毎年私たちも参加していて、1か月ほど毎日練習を重ねてこの日に披露。

とっても、とっても嫌!!!!でしたが、ひょんなからくりから私が妖精役・・・・

踊りの筋書きとしては、

ひとりの障害をもった女の子が自分の置かれた状態を悲しく思って泣いていたけれど、

妖精(これが何を指すのか・・・多分神様の助け?)とともに物事の見え方が変わって、

喜びに満ちた気持ちで生きる、みたいなもんだったと思います。