2014年04月 の 現地報告!です

【josueの学校】

josueは今、小学生。

この学年になって月曜日から金曜日まで毎日学校に通っています。

身長も伸びてちょっとお兄ちゃん風になりましたが、

まだまだ赤ちゃんみたいに甘えることも。

それでも学校のお勉強とリハビリと遊びとめいっぱい毎日を生きる。

彼と関わるお友達や学校の先生、ここの職員も本人と一緒にどうやったらできるか、

どうやったら通じるか、どうやったら・・・を考える。

josueを中心にみんなの感覚や考え方が少しずつ変わっていく。

いい仕事をしていますね、josue.

 

【joseとcieloの通学】

joseとcieloは3月からマルティンの家から他の通所施設に通っています。

入所しているこどもたちからすると外来が閉鎖したことは、良いことだとわたしは考えます。

もっとこじんまりと「施設」ではなくて「家」としての雰囲気作りができるからです。

だから、家から学校に通う。

joseはもう学校に行く年齢ではなくて、仕事を覚える年齢なのですが、

通学も徒歩であるし、車に注意したり、

cieloの歩く速さに合わせて怒らずに忍耐強く待ったり、

自然の鳥や犬、通りを行きかう人たちへの態度を学んだり、

好きな車をみたりと学校での学習もさることながら、

行き帰りでの楽しみと学びも大いに意味あることです。

cieloはこんな風に通学すること自体が初めてなので、すべてが刺激いっぱい!

外出はしているけれど、彼女はこだわり深く、頭がいいため、

人前で騒いだり、いきなり通りすがりのひとがもっているお菓子に飛びついたりして、

職員が止める間もなく何でも欲しいものを手に入れてしまいます。

通りすがりの人も「こういう子だから」と怒ることもせずにすんなりあげてしまうのです。

常々こう言った行動を彼女がとっていて、

一対一で彼女の対応にかなり慣れた職員としか出かけていなかったので、

こんな風に月・水・金とでかけられるのはcieloにとっては歓喜なこと。

担当である私はここぞ!とばかりに外出時の態度を彼女に叩き込んでいます。

お店は毎回通り過ぎる。(お店の人を捕まえてねだらない)

道の途中でいきなりズボンを降ろしておしっこをしない。

道路は走って渡る。車は除ける。犬に掴み掛らない・・・・などなど、

およそ予測もつかないことを次から次にしてくれるので、こちらも笑えるやら怒るやら・・・

忙しいけれど、とっても楽しい。

彼らと通う通学路は美しく、

野良犬(もうボリビアで3回も犬に嚙まれた私は大の犬嫌い)との戦いは

神経をとがらせてしまいますが、大好きな時間です。