2015年8月 の 現地報告! です

【独立記念日】

ボリビアの独立記念日は8月6日。

この日は国中独立を記念して各地域ごとに行進します。

この行進は国民全員が独立を祝う意味だけでなく、各地域にどんな団体が存在するのかを示す日でもある。

学校、施設、病院、地区とかく団体ごとの行進。

私たちはティキパヤ地区の中心地で議会の前をCAPEDISとして行進。

正装して姿勢を正して、行列を組んで。

学校によっては行進曲を奏でる鼓笛隊を売りにしているところもあります。

学生はその制服を着て人前で行進することにあこがれるんじゃないだろうか?堂々と楽しそうにしていますから。


【ウルクピーニャ】

8月はウルクピーニャのマリア様を祭る月。

以前も説明したのか不明なので改めていうと、

ウルクピーニャはケチュア語の「丘にいる」という意味のフレーズが崩れたもの。

キヤコーヨーという場所のある丘にマリア様がご出現したことを記念し、祈る月です。

どの国の出現場所でも同じなのか、南米だからなのかは私にはわかりませんが、

もうすごい大きなお祭りで、人、人、人。

お祭り自体は3日間14、15、16日で、ローナルも私も過去に参加したことがあるのですが、

深夜0時に所属の教会を出発して他の信者さんと一緒に出現の場所まで、20キロくらいの道のりを歩いていきます。

そして明け方にミサ。

今年は誰も参加できませんでしたが、人で込み合う前にとお祭りの1週間前にみんなでミサに預かりにいきました。

あちらではローナル、ロサリオ、シエロ、ホセ、ホスエの前施設からの知り合いの人たちが会いに来てくれて、

久しぶりの対面もして、

ミサのあとにはウルクピーニャのお祭りに合わせて早々とご出現商品を売る出店を巡り歩いて、

みんな朗らかな一日を過ごしました。

注目はシエロ。

「外に出たし、大好きで優しい知り合いはいるから、必ずやソーセージを買ってくれることだろう」

と信じていたに違いないのですが、買ったのはサルティーニャ。

この顔。むちゃ不満げに食べている・・・シエロ、こんな日もあるのだよ(笑)


【お誕生日】

8月はお誕生がいっぱい。

6日ローナル(19歳)、10日エレナ(33歳)、12日ロサリア(15歳)。

ローナルは心の中では祝ってもらうとうれしいのですが、

ケーキとか好きな食べ物とか「どうでもいい」みたいなことを言ってました。大人なのかこどもなのか。

で、写真はありません。

エレナはCAPEDISで初めてのお誕生日。

週に1回訪れるエレナのお母さんと娘も揃って、ケーキもお母さんたちが買ってきた分とここで準備した分の2個。

ほんとに特別な日。

おそらく自宅では誕生日を祝う習慣はなかったと思われます。

3人の写真は幸せ感ただよっていますね。

今月の大きなニュースは何と言ってもロサリアの15歳の誕生日。

こちらでは女性が15歳になると成人の祝い。それでドレスを身に着けて、CAPEDIS主催のパーティー。

今までこんなにみんなに注目されて相手にされたことがなかったといっていいと思うのですが、

そのため準備の段階からとってもご機嫌でした。

当日はかわいいドレスを着て、お化粧をして、髪もセットして、お姫様みたいに登場して、

担当の平塚ゆうじさんに抱きかかえられて踊り、終始幸せそうでした。

この日は女の子たちもきれいに着飾ってうれしそうでした。

やっぱり特別にきれいにすると彼女たち自身が女性らしさを意識するというか、こんな機会も大切だなぁと思います。

その他にもローナルのDJ姿。

彼のお友達でDJ経験のある人に司会を頼んで、自分は音楽に徹していました。

登場の音楽、ワルツ、ノリのいい音楽やみんなが踊りやすい民族音楽と、

いろいろ組み合わせておかげで参加者はみんな踊って、知ってる人知らない人、久しぶりに会う人、

いろんな組み合わせで踊って夜の8時まで踊りっぱなしでした。

そして翌日、いただいたプレゼントをひとつずつ開けて、

彼女は正直者で、気に入ったものは満面の笑顔、そうでないものはホケーっとした顔をしていました。

ロサリアのこれからの大人への道のりが楽しみです。


【おでかけ】

(写真左:ロースメリー(左)ゆうじさん(中央)ヨランダ(右))

8月後半のある日曜にロースメリーとヨランダを連れて、ANCHA SUMAJも参加しているバザー市におでかけしました。

ヨランダは乗合タクシーででかけるのは初めて。

市についてANCHAのテントに行ったら、ゆうじさんがたい焼きを売っていて、

それを買って食べて市全体を見て回って…と気分転換を図りたかったのですが、

結局2人ともいつも遊んでいるゆうじさんの周りをうろちょろして邪魔するばかり。

いつでもCAPEDISで会えるというのに…

そして半ば無理やりゆうじさんから引き離して花と植物市の方に移動させてみましたが、

「もう十分あなたにつきあったでしょ」的に急ぎ足でまたANCHAのテントに戻ったのでした。とほほ。


【ボランティアさん】

(※写真左:ボランティアの男の子、歌を贈る)

(※写真右 エレウテリオ(左)ニコラス(右))

 

最近はボランティアが継続的にいる状態で、とっても助かっています。

今回はボリビア人の青年、ニコラス。

若干家庭の事情もあるのですが、8月からボランティアで主に大人の人たちに関わっています。

写真はエレウテリオにミサンガの編み方を伝授しているところ。

ボランティアさんが来るたびに新しい風を吹かしてくれるのでおもしろいです。

 


【トマトのその後ともも】

先月の報告でトマトが種から苗に成長してそれぞれ苗を選んで名前を付けた話をしましたが、

それらを中庭に植えました。

毎日ホセが水をあげています。

また少し大きくなりました。


(※左から、〈苗を受けた「ホセ」〉〈名札付です〉〈美味しそうな桃!〉〈・・を狙っているシエロ!〉)

 

ももご紹介していなかったのですが、

7月にスクレというボリビアの他の県から日本人の女性が3週間ほどボランティアに来てくれました。

彼女は主に農場の手伝いをしてもらい、まだ小さかった桃の実に一個ずつ袋をつけてくれました。

その実りがこれ!すごいですね、大きいし甘い(らしい)のです。

(私はまだ食べていなぁ~い!)

去年の生育不良の桃を思い出して、手をかけるとこんなに違うものかと感心しました。